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輪島塗について

漆について

漆は自然の恵みです。

自然の恵み「漆」は、世界でもっとも美しい天然塗料で接着剤として縄文の古より使い続けられています。

漆はちょうど蜂蜜のような粘度の高い液体で、主に輪島塗の塗装に使われます。漆は、東南アジアに広く分布するウルシノキの樹液から精製されます。樹液は約10年の時を経て、高さ10m、直径10~15cmほどに成熟したウルシノキの幹に傷をつけて樹液は採取されます。
1本のウルシノキからは、わずか150g程の樹液しか採取できません。また、普通1度樹液を採取したウルシノキからは再度採取しません。すなわち、漆は大変貴重な天然の材料で、ペンキ等のいわゆる人口塗料とは全く違うものなのです。

漆は採取される地域や季節によってその性質、品質が大きく異なります。
中でも、日本産の漆は良質で最高級とされていますが、年々生産量が減少し今では年間わずか1,5t程しか生産されません。ダイヤモンドの世界全体の採掘量が年間30t程ですから、日本産の漆がいかに貴重なものかが分かります。日本産の漆は平均的にバケツ1杯で百万円
私たちはこの貴重な日本産の漆を贅沢に使い輪島塗を作ります。

漆そのものの歴史はとても古く、6千年以上前のものが出土しており。驚いたことにそれは当時の質感や色彩をそのまま残しているのです。このことは、完全に硬化した漆の塗膜がいかに堅牢で耐久性に優れているかを証明しています。完全に硬化した漆の塗膜のモース硬度は6Hとされており、一般的なガラスとほぼ同じ硬度です。加えて漆の塗膜は、酸やアルカリ等の耐薬品性にも優れています。金をも溶かしてしまう王水(硫酸と硝酸の混合液)にも浸食されることはありません。

漆は堅牢なだけではなく天然の原材料ならではの優美で滑らかな質感と色彩を持っています。手に取ったときの独特の質感は多くの人びとを魅了し、今日までに多くの漆を用いた伝統工芸が生み出されてきました。

私の目と心で感じた輪島塗

輪島塗の工程や道具等に関しては、藤八屋で生まれ育った塩士慈恵が小学5年生の夏休みの自由研究でまとめた「私の目と心で感じた輪島塗」をご覧ください。
イラストが添えられ、わかりやすく輪島塗のノウハウをご理解いただけます。ぜひご覧ください。

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